語り場ガイナビーツ

色々と思った事とか、感動した事を興奮気味に書いていく。そんな場所です。

海の向こうのゴジラ

命に関わる暑さが続くこの数週間ほど。汗だくになりながら生活してます。バイト先で汗ダラダラ。帰ったら即シャワー。そんな生活を楽しんでます(もうちょい暑さ抑えめがいいけれど)。

 

さて、アメリカ製作のゴジラシリーズの2作目の予告編が公開になりましたね。ツイッターでは絶賛のコメントが多いこの予告編。今回はこの予告編について書いていきます。

 

 

 

まず予告を見て感じたこと。

 

「ヌルい」

 

あくまで個人の感想な上、本編も未公開ですから当然この段階で評価なんてするべきじゃないのは承知の上。しかし、それでも言いたいのはヌルいということ。

 

最初に、全体的な画面の暗さ。これが一番ヌルいとこ。わざわざ暗雲を立ち込めさせなくていいし、竜巻も雷も必要ない。怪獣と一緒に自然災害を起こす必要なんてないと思うんだけどなぁ。

 

正直、近年のハリウッド怪獣映画ではパシフィックリム・アップライジングがトップ。真っ昼間にガンガンビルを壊して人をふんずける怪獣の描写。あれが理想。しかし、ゴジラの方は全体的に画面を暗くして誤魔化してる印象です。前作のギャレゴジもずっと暗くてそこが嫌いでした。怪獣を見せたいんだったらちゃんと見せてくれよと。

 

怪獣の描写も不満あり。モスラの女子力の低さに、ラドンの飛行スピードの遅さ、米軍の戦闘機と一緒に土俵入りするゴジラキングギドラは不満はなかったですが、電流のエフェクトがガンガンかかるぐらいのことはしてくれよと。

 

全体的に殺意がないのが気になりました。シン・ゴジラやアニゴジの予告では殺意剥き出しのゴジラがいましたが、ハリウッドゴジラはそれが無いように見えます。第一、人が目の前にいるのに人に向けて熱戦を撃たない時点でヌルい。

 

人間サイドもやる気なさそう。シンゴジ、アニゴジ、どちらも全力で人間はゴジラを倒しにかかってるのに、ただ呆然としてるだけなのが嫌です。米軍は出動してはいるけど弱そう。1作目同様、人間が迫力不足になりそうな予感。

 

で、何が言いたいかって言うと「バカさが足りない」って事です。物理法則は無視しないし、科学はこじつけないし、変に生物学の感じを取り入れて怪獣デザインするし。かっこ良ければそれでいい精神が感じられません。

 

一体の怪獣じゃ街をたくさん壊せないから、自然災害にも手伝ってもらおうだなんて、そんなヌルいもんがあるかと。街を壊したいなら熱戦をバカみたいに強くして、高速で飛んで、引力光線をぶっ放せばいいだろうと。わざわざ夜にやる必要もない。白昼堂々出現すりゃいいじゃん。

 

グチグチと書きましたが以上が予告編の感想です。モンスター映画ではあるが怪獣映画にはならないだろうと予想します。

ゾイドワイルドは期待通りだった!

6月23日より発売となったゾイドワイルドのキット。wave1としてワイルドライガーを含む6種が登場。来月にはwave2として注目の大型ゾイド「グラキオサウルス」が控えているほか、公式の本編冒頭5分先行配信でもその姿を見せたクワガタムシ種の小型ゾイド「クワーガ」もラインナップしています。

 

コロコロコミックや公式ツイッターでも公開されているようにこれからもゾイドは増える模様。サーベルタイガー型や、ステゴサウルス型、ティラノサウルス型などなど、これからもゾイドワイルドの世界は広がっていきそうです。

 

往年のファンやゾイダーから子供まで、幅広い支持を獲得しそうなゾイドワイルドシリーズ。アニメスタート前にも関わらず、品切れになっている店舗もあるようで、シンカリオン同様ちょっと凄すぎじゃないかと思うぐらいの勢いです。

 

 

下の写真が今回組み立てたワイルドライガー。期待通りの素晴らしい出来でした。世界観を重視した復元(組み立て)プロセス、そのわかりやすさ、パーツ数に反比例するの完成時の出来のよさ。どれをとっても一級品です。

 

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勿論!発売日に買いました!

 

そんなワイルドライガーですが組み立てた時に感じたことがあります。それは「殆ど昔と変わっていない」という事です。ハッキリいうと、構造はかつてのゾイドと同じです。歩行の仕組みもパーツ構成も「これこれ、これがゾイドだよ」という感じで何も変わってません。しかし、逆に言えばそれだけゾイドの仕組みは完成されているという事です。それにこのシリーズでは構造に細かな修正を加えて、作りやすさと完成度のレベルを格段にアップさせています。タカラトミーおそるべし。

 

動力ユニットの小型化、それによる左右の揺れ軽減によって実現した「直進する歩行」、スタイルの改善。細かなブラッシュアップによって再び動き出したゾイド達は、これからも愛されていくものになっていくだろうと確信させてくれます。そしてこれ以上ない楽しさを与えてくれます。

 

これからのゾイドワイルドの展開には期待しかないですし、その期待が裏切られることは無いと購入したワイルドライガーで感じました。古くからのファンと新しいファンが一緒に楽しめるものになっていって欲しいと思います。

 

とても長い間、その復活を夢見てきたゾイド。このような形で復活してくれたことをとても嬉しく思います。復活おめでとうゾイド!ありがとうタカラトミー

最近、忙しくて仕方がない話

最近の忙しさには、ほとほと疲れ果ててます。まあ全部に気が回らない。いけない事です。自分のキャパシティというものを分かっているにも関わらず、それを無視している。全くもっていけません。

 

 

 

 

バイトの話ではないです。

 

 

最近のテレビ番組や、おもちゃの話です。

 

まぁ忙しい事この上ない。録画している番組は「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」、「シンカリオン」、「ゲゲゲの鬼太郎」、あと見逃した時のために「チコちゃんに叱られる」。「夜の巷を徘徊する」も一応録ってます。

 

しかも7月からは「ゾイドワイルド」が録画に加わり、youtube公式配信では「ウルトラマンルーブ」を見なくてはなりません。

 

まぁ見れない。鬼太郎なんか3話分溜まってるし、気がついたらパトルパも先週の見てなくて2話溜まってました。シンカリオンはなんとか毎週見れてます。ただゾイドまで入ってくるとどうなるか微妙。ルーブは1週間限定配信だから週一ペースで見るようにしなくてはなりません。

 

おもちゃはシンカリオンゾイドで絞ってるのでとりあえず大丈夫。爆発的におもちゃが増えることはなさそうです(片付けもチマチマしてるし)。まぁゾイドが凄いことになりそうですが。

 

兎に角忙しい今日この頃。HDDの容量も圧迫されまくりですよホント。そんな話です。

 

かつてのベータやVHSの時代と同じことがデジタル全盛の今でも起きてるわけで。録りはするが見る時間はない。そのうちブルーレイの空ディスク買ってダビングもしなきゃなと思ってます。昆虫すごいぜとシンカリオンが優先かな...。いつブルーレイを買うかは未定ですが。

 

なんだかんだでこうしたマニア的趣味を楽しんでます。もうすぐゾイドがアマゾンから届くので、まずはゾイドを楽しみながらシンカリオンの空き箱やTFの空き箱なんかも整理しようと思います。部屋のストレージを空けるために要らないものも整理です。頑張ろう!

ゾイドが発売することが嬉しい話

「話」と言ってもどちらかというと身の上話みたいになってしまうんですが。

 

さて、本日6月20日はゾイドワイルドシリーズの発売の3日前。つまりゾイドワイルド商品展開スタートまで後3日ということです。正直な話、楽しみすぎて最早イライラしてます。早く買わせろと。

 

実は、私はゾイド世代(多分、第2次ゾイドブーム)ではあるんですが、ゾイド自体にあまり触れ合っていなかったんです。従兄弟のおじさんがゾイドのファンだったこともあり、買ってもらったり要らなくなったものをもらったりしていたんですが、いかんせんその頃はちびっ子だったこともありパーツは無くすわ壊すわで散々な状態に。今も当時もらったものは保存してありますが、きちんとしたものは無いに等しい状態で、ジャンクばかりです。破損はありますが、かろうじてセイスモサウルスがいい状態で残っています。

 

その後、マイブームとして中学生の頃にゾイドブームが到来。当時はゾイドが滅んだ暗黒の時代だったものですから、極たまに中古屋に現れる組み立て済み欠品ありのゾイドを買ったりしていたわけです(それでも手に入ったのは2体ほど)。中古を見つけはしても、今のようにおこずかいがきちんとあった訳でもないし、泣く泣く諦めたものも。1度だけ、未組み立てのケーニッヒウルフを手に入れることができ、これが唯一の欠品なし破損なしのゾイドとなりました。興奮しながら組み立てた思い出があります。

 

お小遣いに余裕のなかった中学生の頃。コトブキヤの発売しているHMMが欲しくてたまりませんでした。HMMデビューは、高校進学記念で頑張って貯めたお小遣いで買ったアイアンコング。とても嬉しくて幸せな買い物でした。

 

ゾイドを扱うホームページをみて当時の商品に想いを馳せ、ゼンマイやモーターで歩行するゾイドたちを画面越しに見る日々。ギミックを仕込むことによって生まれる独特のバランス。可動モデルであるHMMにはないどこか素朴でおもちゃらしさのあるタカラトミーゾイドたち。HMMというものがあってもなお、ゾイドへの憧れはおさまりませんでした。現に今に至るまで、アイアンコングの他にはカノントータスを買った以外にHMMは買っていません。やはりどこかに電動歩行の憧れがあるからなのでしょう。

 

ゾイドというものが、どこか遠い過去のもののように感じていた中に発表となった「新シリーズ」としてのゾイドワイルド。全てを一新し新たなゾイド達が誕生。まさに求めていたものがやってくるという喜び。発表会でお披露目されたゾイド達に一目惚れ。しかも今はお金もある!つまり欲しいものが全部買える!(ていうか全種類買える!)。待ち望んでいたゾイドの復活に期待もテンションもガンガン上がってます。

 

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不遇の時代を支えてくれた我がゾイド達。君達はこれから「先輩」になるのだ!

 

発売まであと3日。ついにメカ生命体たちが帰ってきます。惑星zから地球へと舞台を写し展開されるゾイド戦史。どんなシリーズになるのか楽しみにして待ちます!

 

最近の地球人のダメさから考えるウルトラマン考察

オーブクロニクルが盛り上がりを見せ、そろそろ新シリーズの発表があるんじゃなかろうかとファンの期待を煽りまくりのウルトラシリーズグリッドマンのアニメ化も今年の秋に控えていて円谷プロの勢いがとどまる所を知りませんね。

 

そんなウルトラには、ここ数年で大きな変化がありました。それは「防衛隊」が目立って出てこない事。今までのお約束だった部分を取り払って、違った視点で登場人物の描写をする作品が2年連続で作られています。オーブ、ジードと街に住む個性的な人物達がメインの物語が描かれ、ウルトラシリーズには無かった新たな物語を生みました。

 

メタなところでいけば「マンネリ化を防ぐ」事が目的だろうというのはわかります。でも、正直なところ防衛隊の存在はあった方がいいんじゃないかなとも思います。今後のシリーズでは防衛隊の要素は復活させてほしいというのが正直な意見です。

 

1:何をやってんだよ地球人 

まず今回突っ込みたいのは、最近地球人だらしなくねぇかという話。正直地球人は無力です。宇宙基準の生物としての大きさでいけば間違いなく小さな部類に入りますし、超能力とかも持ってません(いるっちゃいるけどごく一部)。そんな弱小種族の地球人ですが、唯一誰にも負けない強みがあります。それが諦めない心です。どんな屈強に立たされようとも立ち上がり弱きものを守ろうとする精神が、地球人の強さに繋がっています。これに感銘を受けたウルトラマンたちは地球を守ろうと決めるわけです。

 

しかし厄介なのは地球人自身がその素晴らしい精神に気づいていないこと。地球人たちから学んだことをウルトラマンは怪獣や宇宙人たちの戦いで身をもって示します。どんなに攻撃を受けて傷つこうとも立ち上がる光の巨人。その姿に地球人たちも勇気を振り絞ります。自分達に重ねて受け止めることでその精神を再確認するわけです。勇気を与え、与えられ。相互にその関係があってこその地球人とウルトラマンの共同戦線が成り立っていました。

 

しかし、防衛隊のなくなった最近の世界ではどうでしょうか。なんだかウルトラマンに励まされてばっかりな感じがします。どうした地球人。自分たちの星を自分たちで守らんでどうするよ。いつもウルトラマンが出てきてから行動を起こしてないかい?

 

2:妙に優しいウルトラ戦士

これはウルトラマンにも同様のことが言えます。地球の平和を守るのはあくまで地球人たちだという考え方の元にウルトラマンは戦っていたはずです。イデが「どうせウルトラマンがきてくれる」と戦意喪失していた時も、タッコングを一気に片付けようとした郷にも、ウルトラマンは力を貸しませんでした。「まずはお前たちでなんとかしなさい」と叱ってくれたマンやジャック。

 

でも最近のウルトラ戦士はなんだか優しい。怪獣が出たらすぐに変身して戦います。いや、防衛隊がいないからでしょうけども。それにしたってちょっと甘やかしすぎじゃない?と思ってしまいます。地球人が自分たちで戦おうとしない姿勢に一喝するべきじゃないのかと。ウルトラマンに依存する地球人もそうですが、妙に優しいウルトラマンもなんか嫌です。

 

6兄弟の映画で「地球人たちは立派に戦っていけるはずです」と言っていたエース。自分たちが地球を守る必要がないことをゾフィーに進言したエースの言葉は、ウルトラマンの存在がいらなくなるほど地球人は強くなったということを表していました。でも実際は、戦うことをやめた未来が待っていた、、、、。ウルトラ6兄弟の心境が心配です。

 

3:「ありがとうウルトラマン」と言えない地球人

いよいよ地球人の立場がありません。アナザー世界であるオーブではまぁ防衛隊がない世界も存在するだろうしアリだとは思いますが、問題はジードの方です。M78世界ならば少なくとも2007年までは防衛チームがあったはずです。なのにベリアル襲来を許してしまう始末。宇宙の果てまでひとっ飛びできるテクノロジーと、異星の技術を使ったメテオールもある。そこまでの物がありながら何故ベリアル侵入を許したのか。

 

これはウルトラ戦士たちも謎だったことでしょう。あそこまで強い地球人が何故?結果、宇宙は地球を爆心地として爆発。ウルトラマンキングが宇宙そのものと一体化したことでベリアルによる一連の出来事は「無かった」ことになりました。無かったことになったのは良いものの、待っていたのは「防衛隊」という概念すら存在しない世界。そしてウルトラマンの登場をさも普通のことであるように捉える地球人。ジードとゼロのどっちが好みかを問う街頭インタビューや怪獣を迷惑がる人たちも。「守ってもらって当たり前」の世界の到来に、宇宙警備隊も落胆するでしょう。

 

「ありがとう!ウルトラマン!」そんなセリフ、絶対言えません。

 

4:不穏な世界

ここで少し味方を変えてみます。このような地球人の意識や感覚の変化は本当に地球人自体が原因なのか?と考えてみましょう。こうなると、なんで防衛隊が消えたのかも見えてきます。超8兄弟で黒い法師が時空を超えて怪獣を呼び出した事件。あそこから世界の均衡が崩れ始めたと考えると、なにかがわかる気がしてきませんか?神戸での怪獣と宇宙人の襲来は、ウルトラ戦士を倒すためだと法師達は言いましたが、それはおそらく嘘。目的は、違う次元のウルトラ戦士を同じ世界で覚醒させることにあったと考えます。超えることの難しかた時空の壁を超えること。それが法師たち、ひいては悪の側の目的です。

 

その後の作品を振り返ると、ZAPが宇宙開発を進めた時代はM78世界のウルトラマンとアナザー世界のウルトラマンが一緒の世界にいました。しかもなんの違和感もなく。その後ベリアル銀河帝国でのノアによるウルティメイトイージスの譲渡、ギンガのギンガストリウムへの覚醒やヒカリによるビクトリーのパワーアップ。サーガではコスモス、ダイナ、ゼロが集結。エックスでも、時空を超えてウルトラ戦士達が出現しました。強敵が増えたのもこの時期です。ベリュドラ、ハイパーゼットン、ファイブキングと挙げればきりがないほど悪の力の増大はスピードをアップさせています。

 

壁がなくなったかのように時空を超える頻度が増え始めた8兄弟以降のウルトラの歴史。超時空破壊爆弾が使われた後、記憶喪失のようになった地球人。ウルトラ戦士達が変わっていったように地球人達も変わったのだとしたら、、、。戦うという選択肢を外的要因で捨てたのだとしたら、、、。そこにはベリアル以上の悪の力による思惑のようなものがあるとしか思えません。

 

ウルトラマンが地球人を「自分でやりなさい!」と突き離さない理由もなんだかわかる気がします。もはや地球人だけで処理できる問題ではないと結論づけているのかも。事態は地球人が考えている以上に大変な状況になっているのかもしれません。

 

5:終わりに

色々書いてきましたが、これらは全て個人の考察にすぎません。しかし。ジードから感じた不穏な空気は今でも忘れられません。今後の作品で、ウルトラ世界がどう描かれていくのかをみていきたいと思います。同時に、これからも末長く続くシリーズであってほしいです。

 

全てネタバレでパシフィック・リム アップライジングの感想殴り書き

観てきました!大注目のパシフックリムアップライジング!この記事では本編の内容に触れつつ、今作の魅力を書いていきたいと思います。

 

同じことなんかやらない!前作とは一味違うアップライジング

ギレルモ監督のパシフィック・リム第1作目は、日本の怪獣ファンも唸る素晴らしい怪獣映画でした。特撮のお約束をきちんと守り、重量感と迫力あるイェーガーと怪獣の戦闘シーンに目が離せない、ハリウッド映画とは思えないほどの日本愛を感じる映画に仕上がっていました。そして今回はその続編。1作目の怪獣戦争から10年の月日が流れた世界が舞台。イェーガーも、そして人間たちを取り巻く環境も変わっています。

 

今作を観て感じたのはそうした時代設定も含めて、前作で見せてないことややってないことをやろうというやる気でした。感想の中には、前作と全く違うものになっていたと不満を持っている人もいるみたいですが、今作はわざとそうしたように思えます。

 

1:普通にある非日常

作品を通じて描かれるのは、怪獣災害から復興しようとしている世界です。冒頭では、破壊されたままの廃墟の街や、放置されて白骨化した怪獣の骨。さらには要らないイェーガーを捨てておく廃棄場まで登場します。もはや怪獣の痕跡やイェーガーの存在も特殊なものやイベントでもなくなり、普通の日常の風景になっているんです。

 

廃棄場から盗むパーツを売って儲けたり、ジャンクを使って自分のオリジナルイェーガーを作ろうとする人がいたり。もはや政府や巨大組織のみの特殊な所有物ではなくなった、つまり「救世主」の座から降りたヒーローが今作のイェーガー達の立場です。前作ではあり得ないイェーガーの成れの果てや、出現しないカイジュウ、もはや1作目のような神話は過去のものになっていました。どこか寂しさがありながらも、そんな日常化した非日常がこの作品の世界観を深いものにしていると感じました。

 

2:頭脳戦を仕掛けてくる侵略者

怪獣戦争で戦略を学んだのは人間だけではなかったことがわかるのが、今回の敵の動きです。侵略者がニュートの脳内に侵入して操ったり、イェーガーのコピー品であるオブシディアンフューリーを差し向けたり。さらには無人機に仕掛けた暴走回路まで。ゲートからカイジュウを送り込む戦略から一転、相手の主力の技術を利用するにまで進化していました。人間側の計画を利用することで自分の見方を量産させるずる賢さで、同時多発的に異なる箇所で行動開始させる大規模な侵略作戦。今回の戦法がもし10年前に使われていたら間違いなく勝てなかったでしょう。大幅にスケールアップしたアップライジングを引き立てる要素として完璧でした。

 

3:ニュージェネレーションの登場

近年のウルトラマンでは新世代の戦士達が続々とデビューしています。それと同じように、第6世代イェーガーにドリフトするパイロット達も新世代が勢揃い。ティーンエイジャー達のイェーガーが躍動する新しいファイトがアップライジングの魅力です。若い力を引っ張るのも若い力。新時代の到来がしっかりと描写されていました。

 

 

このように、世界観にパイロット、敵の戦法に至るまで、全てが新しくなったのがアップライジングでした。まさに見たこと無いもののオンパレード。しかしそれらは前作がなければ有り得なかったものばかり。10年の歳月と共に進化し、変化した世界はどんなものなのかを見せてくれたと思います。

 

進化したイェーガーとカイジュウ

今作の見どころ、というか本編の半分近くを占める要素であるイェーガーとカイジュウ。戦争が終わって10年の歳月のうちにどちらも素晴らしい進化を遂げていました。

 

1:新世代メカニックの登場

ジプシーアベンジャーを筆頭に登場するイェーガー達は全て最新モデル。10年前、唯一の最新鋭機だったストライカエウレカの後に作られたモデルが今作のイェーガー達です。やはり注目すべきは動作のスピードでしょう。走るスピード、武器を扱う時の俊敏な動作。どれを取っても「新しい」ことが強調されていたように思います。

 

もちろん新しいのはイェーガーだけではありません。廃棄場を警備する装甲車や移動に使われる輸送機など、前作では実在の車両や機体が使われていた部分が、近未来的なフォルムになっていました(一部現在と変わらないものもあります)。舞台が「近未来」であることを印象付ける要素になっています。

 

2:凶悪な敵

悪のイェーガー、オブシディアンフューリーの描写は人間サイドのイェーガーには無い描かれ方でした。シドニーでの初登場で海から出てくるシーンは特に最高!「謎の怪ロボット」という言い方が似合う!明らかにブラックオックスの遺伝子が入ってますよねあれは。敵ロボットとしての描かれ方はまさにレッドバロンやマッハバロンに登場した敵ロボットような感じ。見事な怪ロボットでした。

 

さらに今作のカイジュウ、ライジン、シュライクソーン、ハクジャ。怪獣戦争時代は黒が主体だったカイジュウ達も今回は色を一新。ベージュ、茶色系の色になって、体のディテールが見えやすくなっていました。デザインも攻撃的で効率的に。ライジンは顔を殴られても平気な上にカウンター攻撃を実装、ハクジャは3次元的な戦い方ができるように地中も潜れる便利仕様、シュライクソーンはオオタチで結構いい感じだった武器付き尻尾を採用(しかも2本ついててお得!)。明らかに今までの失敗から学んで進化していましたね。

 

その中でも魅力的だったのは、合体カイジュウでしょう!3体合体なのでキングオブモンスですかね。国産品種でもなかなかいない合体怪獣、しかも融合ではなくガチの合体。日本でもなかなかやらないことをやってのけるあたり、予算ってすげえと思ったり。全て昼の戦闘だったのでどんな形なのかもしっかり観れたので大満足でした。

 

 

さいごに

というわけで本編の内容を解説しつつ色々書いてきました。とにかく今回は前作とは別物。タイプとしてはトランスフォーマーリベンジ、スターウォーズEP8の感じのテンションです。逆に言えばその2つが嫌いな人は絶対に拒絶反応を起こすタイプ。賛否両論くっきり別れている本作ですが、子供も大人も楽しめるはずですしテンション高いのが大好きで、特撮好きド派手好きなら必見です。ドッカンドッカン街も壊れるし、空想科学なんぞ知るかと言わんばかりの大バトルが展開されます。粗を探すなんて野暮なことせず、とにかく楽しんで観ましょう。それが一番です。

 

 

やっぱり凄い!ルパパトを褒める話の2回目

やっぱすごい今年のスーパー戦隊。そう思わせてくれる回だったと思えた今週のルパパト。なんていうかもう本当に凄い。というわけで今回の凄かったところを興奮気味に書いて行きたいと思います。

 

中々ない二つ同時進行の物語であるルパパト。3話辺りまではルパン側メインでしたが、最近はパト側がメイン。パトレンジャー派としては嬉しい限りです。しかも圭一郎主役回。もう最高すぎます。

 

そんな今回の魅力。それは目的を見失いかけていた圭一郎が本来の「戦う意味」を再確認するクライマックスでしょう。

 

「人々の平和の為に戦う」

 

その国際警察の根幹たる部分を思い出した圭一郎。あのシーンはどこかウルトラ作品につながる部分もあった様に感じました(ブンドルトの人間体に見覚えがあった事もあり)。たとえ戦う場所や世界が違くてもつながりを見せてくれるところは、やはり目的が同じヒーローとしての運命の様なものなのでしょうか。

 

なによりも心に響いたのはブンドルトの攻撃をその身を挺して受け止め、逃げ遅れた親子を守った所です。VSチェンジャーやパトメガボーに頼らず、己の身を犠牲にして市民を守るあの姿。やはりあの姿こそヒーローというに相応しい!(簡単に立て膝をつかず、親子の避難完了まで足を踏ん張って立ってるのも正に正統派な感じでした)

 

それで、このシーンで思ったのは「スーパー戦隊がシリーズのテーマを再確認しているしているな」ということ。40作品を超えた戦隊シリーズ。毎シリーズ、テーマやモチーフを変えて新たな路線を開拓したり、新たな要素を加えたりと飽きの来ないシリーズですが、やはり気になるのは、「戦う理由」というテーマ。

 

ゴレンジャーから脈々と受け継がれて来た戦う理由。敵だから倒す、悪いから倒す以上の大きな理由がある。石ノ森作品には必ずと言っていいほど重要な部分です。しかし最近ではその辺の部分が曖昧になってたり、どこかブレがあるような気がしたりと、個人的には違和感があったのは事実です(敵を倒した後にハイタッチしたり)。

 

キュウレンジャーで黒十字軍の首領みたいなカローが出て来たり、戦闘シーンに立体的な構成を入れたり、ゴレンジャーボールをパロディーしたり。キョウリュウジャーでもデーボスがゴレンジャーボールやってたり。そういった原点を思い返すようなものはありましたが、テーマである戦いの根幹を再提示するのは珍しいのではないかなと。

 

キュウレンジャーのメンバーの出自にどこか石ノ森的な部分を感じた様に、去年今年とシリーズの根幹やテーマを見直したり再確認するような展開が多いように思います。今回のセリフのインパクトも相当強かったですし、あそこまで言い切るとなるとやはり戦隊シリーズのそのものをもう一度捉え直すような考えが制作サイドにあるように思えます。

 

我々の守りたいものは何なのか?それをきちんと提示したパトレンジャー。敵のボスを倒すためではない、敵討ちのためでもない、ましてやゲーム感覚などではない。「人々の平和を守る為にこの力を使うのだ」という、スーパー戦隊の戦う真の理由を改めて認識させてくれた圭一郎の言葉。ただアツいだけではない、信念と想いがそこにあるヒーローの言葉は違います。やはり今年の戦隊は魅せてくれますよ。見よう!ルパパト!