語り場ガイナビーツ

色々と思った事とか、感動した事を興奮気味に書いていく。そんな場所です。

宇宙戦隊キュウレンジャー16話と仮面ライダーエグゼイド33話

今週のニチアサ見た!?

 

 

と言いたくなるほどの興奮と驚きを見せてくれた今週のキュウレンジャーとエグゼイド。とてつもない密度と驚きを叩き込まれてもうどこから話せばいいのやら。バリバリのネタバレでお送りします。

 

まずは宇宙戦隊キュウレンジャー

まだ16話しか放送されてないにもかかわらず、ありえない密度を誇るキュウレンジャー。いつもながら常識破りのお約束ぶっ壊しで毎回毎回気が気でないです。今回は前回の最後あたりからの続きでスティンガーとスコルピオのことが中心で話が進んでいきます。正直、最終回あたりまで引っ張り続ける内容かなと思っていたら、ワンクール終わったあたりで「ちょいとここいらでこの兄弟のお話を」と始まってビックリ。

 

何故スコルピオがスティンガーの元を去ったのか。何故ジャークマターに身を置くのか。その理由を話すと言ってスティンガーと二人で話すために一対一で話すことに。スコルピオの話し方やココまでの内容から、やはりスコルピオは仲間になる人物として今後は出てくるのかなと思っていたら、、、、。

 

スティンガーがアルゴ船のことを話し出したあたりから「おやおや?」と思っていると案の定その展開に。実はスコルピオは仲間にもならんし、弟のことを考えてるわけでもない。やっぱりそうきたかと思いましたが、正直ここまで自分も騙されてました(ネタバレで出てる新メンバーがコイツか?と思っていたので)。でもこの感じだともっとこじれそうな予感。

 

で!!

こっからが大事な所。戦うスコルピオとスターチェンジしてサソリオレンジとなったスティンガー。そこに相棒であるチャンプもオウシブラックとして戦いに加わります。まさに激闘!おそらくドローンで撮影したと思われる流れるような視点移動。空中からの映像と合成で自在に振り回されるスコルピオの尻尾のCG合成も相まって、とてもかっこよかったです。

 

そして告げられるスコルピオの厳しい現実を突きつける言葉。ショックで泣き、顔のゆがむスティンガー。冷静なスティンガーの感情があらわになった印象的な場面でした。「俺を殺してくれ」というスティンガー。スコルピオはその望みどおりに、必殺技を食らわせようとします。ここでチャンプが割って入る!スティンガーは助かった!しかしスコルピオのキックはチャンプに突き刺さり貫通する!!!!!!!

 

爆発するチャンプ!破片だけが残る!わずかな声でスティンガーと言葉を交わすチャンプ。泣き崩れるスティンガー、、、、。

 

16話にしてこの怒涛の展開。正直言うと考えられません。すでに一人、訓練のために居なくなってんですよ!?相棒と呼べる仲になり、共に戦うことを決めた矢先に自分のせいでその相棒が爆発四散するさまを見せられ、あろうことかそれをやった犯人は自分の兄。部族を失い、兄を失い、相棒を失う。ここまで悲しいことがあっていいのだろうか、、、。

 

でもスティンガーにはまだ仲間がいる。冷静さを欠いていた自分を叱ってくれる上官がいる。だからこそスティンガーはそのあとオリオン号に戻れたんだと思います。頑張れスティンガー!だからこそ今は、、、しばしのお別れ!

 

お次は仮面ライダーエグゼイド

 

ついにマサムネの野郎がゲンムコーポで幅を利かせ始めました。あの野郎、、、。憎たらしいことこの上ない仮面ライダークロノスを、どうにか攻略しようとするCRのドクターたち。そして皆大好き新くろと。何も分からん院長(ご多忙の中お帰りなさい!)。バグスター組はCRと違い、いつ消されるか分からんのでかなりビクビク。心が躍ってないパラド始めてみた!どうしたパラド!もう一人の主人公のような立場にこれからなっていくのか。

 

そんなこんなで、今回クロノスに目をつけられたのはヒイロ。プロトドラゴナイトのガシャットで誘惑されちゃいます。相変わらずポーズ使って「ちょっとタンマ!」と小学生みたいな戦い方をするクロノス。ここの空間の停止の描写はかなりいい映像になってて好きです。多分、特撮でDIOをやりたかったんだろうな。

 

やっぱり注目はクロノス攻略作戦。やっぱ新くろとは素晴らしい立ち回り。あんなオイシイ立ち位置中々無いぞ!で、やっぱり恋人優先のようで裏切り。この場面に至るまでの葛藤をセリフではなく表情で表現させたのはとてもいい演出だと思いました。

 

絶対何か考え合っての裏切りだと思うのでこっちはスコルピオと違って仲間に戻ってくれそうな予感。鎧武ではザックがこんな感じのことやりましたね。パラドもヒイロの裏切りを見て心が躍るどころか滾ってしまったようです。よかった。もうプルプルしないんだね!

 

次回予告ではなんと彼の姿が。やっぱりエグゼイドは魅せてくれます。毎週毎週油断ならん。そしてLVURは全登場ライダー全部出せないだろうし、装動はプレバン枠増加ですね。あーあ。

 

他にも語りたいことが色々あるんですが、文字で書くとなるとどうも上手く文章にならない気がするので取り敢えずの感想でした。とにかく今回はいい回同士のニチアサでした。どっちも盛り上がりがすごいし、演出と脚本の上手さが光ってます。本当にいい回でした。

 

 

シルバー仮面は再評価すべきである

ウルトラマンに代表される巨大ヒーローモノというのはかなり色々あって、正直言うと駄作感漂うものも多かったりするわけです。ちんちくりんなデザインのものから明らかに予算足りてないものまで様々。そんなのでも面白さを見出して楽しんだり、また、それが思い出に残っている人もいれば、「大好きだ!」と言う人もいるわけです。

 

ウルトラマンシリーズ以外の巨大ヒーローモノといえばミラーマンスペクトルマン、ファイヤーマン、ジャンボーグAと9などなど。かなりあるわけですが、まぁ興味の無い人からすれば「なんじゃそのパチモン軍団」と言われて終わりでしょう。今回はそんなマイナーなものの中からシルバー仮面を取り上げたいと思います。

 

 

シルバー仮面はかの有名な実相寺昭雄監督が参加した作品でもあります。でも、監督が担当したのは第1話、第2話の二つのみ。1話からかなり飛ばした内容が衝撃的で(しょっぱなから主人公の兄妹の家が深夜に火災。しかも火をつけたのが宇宙人という。)、その内容に実相寺的なカメラの使い方が光るとてもいいエピソードです。これは一見の価値あり。1、2話以降の内容もかなり大人向けな印象を受けるものが多いです。光子ロケットの設計図を狙う宇宙人たちのテロリストじみた犯行。いつ殺されてしまうか分からない緊迫感の中で生活しなければならない春日兄妹の悲しみが物語を引き立てます。

 

そんなシルバー仮面ですが、テコ入れ以降(タイトルにジャイアントが追加されて以降)は子供向けに舵を切り、怪獣ブームの流れに乗ることに。レギュラーに子役が追加されたり、春日兄妹も明るい生活を手に入れていたり、色々ご都合主義な部分も見える展開になっていきます。

 

数多ある巨大ヒーローに埋もれた一つであるシルバー仮面。前半と後半の温度差も気になりますが、この作品にはウルトラマンには無い突き抜けた面白さが隠れていると私は思います。

 

シルバー仮面の魅力とは

どんな作品にも必ずオープニングが存在します。主に製作スタッフのクレジットが目的ですが、オープニングと言うのは作品にでてくる登場人物の紹介やその人物たちの位置関係を示したりする、作品の大前提である部分を視聴者に説明する大事な場面です。そんなオープニングですがシルバー仮面は一味違います。この一味違うオープニングがシルバー仮面の面白さです。一つ例を挙げてみます。

 

 

お父さんに「おめぇはいつも怠けてばかりで!しっかりしろ!」と叱られて夜中だというのに、外に一人で出されてしまう男の子。

 

怠け者な性格と行動を反省させるために外につまみ出されたようです。男の子の「メシは?」の問いかけにお父さんは「抜き!」。厳しい家庭のようです。不憫に思ったお母さんは干し柿をそっと渡してあげます。

 

ぼーっとしている男の子。ふと何かに気づき「お父ちゃん。大仏様が消えてるよ」と呼びかけます。この家庭は、村にある大きな大仏様の管理をやっているお家だったんです。「馬鹿野郎、スイッチがあんだから自分でやりやがれ」とお父さんがスイッチを押すと大仏様がライトアップ。白く、大きい大仏が夜の小さな村に浮かび上がります。

 

「お前はいいよなぁ。何もせずにどでぇーんとしてるだけでいいんだから」と男の子。するとそこにトンネルを抜けた新幹線が。この村は大仏の少し離れた所を新幹線の線路が走っていて新幹線がみえるのです。「あ!新幹線!」と男の子。

 

するといきなり大仏の目が青くぼんやりと光って怪光線を発射!新幹線を爆発させます。驚く男の子。大きな爆発で新幹線の車体は大きく持ち上がり、村へと落ちます。男の子の家にも燃え盛る新幹線が落下。家は無残に押しつぶされ、真っ赤に燃え盛ります。

 

ここでオープニングが流れ始めます。高く火柱を上げる炎、焼け落ちていく家、泣きながらお父さんとお母さんを呼び続ける男の子。目の前で、両親の居る場所が燃えて行く様を見ながらただただ両親を泣きながら呼ぶ男の子の映像が効果音も音声も無く、無常にシルバー仮面のオープニング「故郷は地球」が流れていきます。

 

テコ入れ後のジャイアントではこの回のオープニングはかなり好きです。タイトルは「怪奇 宇宙菩薩」。ギャグっぽいタイトルでもオープニングの重さはジャイアントでは屈指のレベルではないかなと。

 

基本的にシルバー仮面はこうした絶望的な破壊の場面にオープニングが重なります。無常に人の命が奪われ、物が壊されていく。そこに流れるヒーローの希望の音楽。映像と歌が間逆で、それがさも当然であるかのように進行して行くこの怖さがシルバー仮面の魅力だと思います。

 

 

ウルトラマンとは違い正統派の印象は無いシルバー仮面ですが、物語の導入の仕方はとてもかっこいい作品です。独特の暗い雰囲気が最高な作品ですし、何よりオープニングをドラマチックに魅せるこの技術は素晴らしいと思います。オープニングへの導入が上手い作品は少ないので(もう一つあげるとすれば勇者王ガオガイガーかな)、特撮好きは必見です。やはりシルバー仮面はこの点において再評価が必要な作品ではないでしょうか。

ボーイズトイ可動フィギュアに思うこと

今メインで使ってるパソコンはノートパソコンです。この記事もノートパソコンで書いてます。ご存知の通りのノートパソコンは少しキーボードが詰まって配置されています。で、誤字を消すときにバックスペースを押すわけですが、このバックスペースの右隣にナムロックのキーが配置されているわけです。

 

「あ、間違えた」とバックスペースを押すと字が消えず、ナムロックのキーを連打。ナムをロックしたりロックしなかったり、とんだロック少年になっている状況です。

 

そんなことはどうでもよくて、本日アマゾンから到着したLVUR仮面ライダーパラドクス パーフェクトノックアウトゲーマー(長い!)を他のLVURシリーズと一緒に遊んでみて思ったことを書きたいなと。

 

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こうしたボーイズトイ可動フィギュアと言うのは、仮面ライダーで言えばその昔、装着変身の時代から脈々と続いてきたシリーズです。しかし、仮面ライダーキバを最後に装着変身シリーズは終わり、翌年からのディケイドではFFRシリーズがスタート。装着の要素を消したライダーオンリーのギミックを重視した可動フィギュアです。ここから今展開中のLVURシリーズに至るまで、高年齢に向けたフィギュアーツとは別枠でボーイズトイのフィギュアは発売され続けています。

 

そんなボーイズトイ可動フィギュアは近年進化を続けており、大きさが統一されたオーズあたりからクオリティを上げ続けています。顔にクリアパーツを採用したウィザード。アームズの展開を再現しヒットを飛ばした鎧武。ギミックの足りない分をポイントを抑えたデフォルメで、スーツ造形を上手くフィギュアに落とし込んだドライブと、かなりのクオリティアップを見せています。ギミック重視のためにゴーストではイマイチな部分が出ましたが、今年のエグゼイドでは造形も良好で持ち返しています。

 

ここで出てくるのがユーザーによるフィギュアーツとの比較です。正直、コレに関しては「比較対象を間違ってる」と思うのが私の意見。そもそものターゲットの違うものを比較されて「顔の造形が」、「可動範囲が」と言われても、ターゲットの年齢層が違うものでそんなことを言っても仕方がないでしょうと思うわけです。たしかに、ボーイズトイの可動フィギュアはフィギュアーツには劣るでしょう。しかし、ボーイズトイ可動フィギュアには大きな強みがあります。

 

それがリリーススピードの速さです。番組の放送開始とほぼ同時に主人公が発売。毎週のように登場する新キャラクターや、新しいパワーアップのためのサポートキャラなんかが、番組登場と同じ月や週に発売されるのです。あらかじめ変身ベルトや武器と一緒に商品の発売リリースが企画されるのでこのスピードが実現できるというわけ。売れる売れないを考える前にメインは全部出しちゃうという思い切り。

 

ハイエイジ向けのフィギュアーツではプレバンだったり、そもそも発売されないようなものまで発売されてしまうこの幅の広さ。これがボーイズトイ可動フィギュアが勝っている点だと思います。更に番組の中のギミックを再現できるのも強みでしょう(果物を頭に被ったり、胸のタイヤを取り替えたり、パーカーを着たり)。遊ぶことを前提としているからこそ生まれる強度だから成し遂げられるギミックの再現も、大きな強みとしてあると思います。(ただ、エグゼイドのLVURに関しては設計に無理があるせいで白化している部分も、、、)

 

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最後に、可動範囲とポーズについてですが、これは遊ぶ人の技量にかかっているかと。立たせ方一つとっても、オモチャのようなギクシャクな立ち方になるか、中にスーツアクターが入っているかのような立ち方になるかはポーズをつけるユーザー次第。可動範囲が広ければ誰でもかっこいいポーズをとらせることができるわけではないと思います。

 

ということで、ボーイズトイ可動フィギュアの強みは「発売の速さと商品化の幅の広さである!」というお話でした。これからもボーイズトイの可動フィギュアを応援していきたいです。そしてあわよくば戦隊の可動フィギュアを、、、!

DXな気分で買い物を

欲しい欲しいと思っていたものを買うと決め、最近は清水の舞台から毎日のように飛び降りています。それもこれもキュウレンジャーが面白いから。

 

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事の始まり(というか覚悟を決めた)のはコレ。行きつけのおもちゃ屋さんにお金を落とそうと思いコイツを購入。戦隊のDXトイ購入はニンニンジャーシュリケンジンを衝動買いして以来。約2年の間が空いてます。箱を開けてビニールを取ると相変わらずのしっかりした出来に感動。

 

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そこからは怒涛の速さでamazonでまとめ買い。初期投資ムッチャかかる戦隊だよなと思いながら買いました。以前プレデターを買った時の残りのamazonポイントがあったので、それを全額使ったおかげで現金での支払いは少し安く済んでます。

 

で、驚いたのが電池のこと。実はDXキュウレンオーにはテスト用電池が付いてなかったんです。大概のものにはテスト用電池は付いてて、絶縁体を抜けばすぐ鳴るもんだとタカをくくっていた所為で意外なところで驚きました。すぐに100円ショップへと我が愛車の自転車を、サイクロン号の如く走らせ単4電池をゲット。

 

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加減を知らず鳴り響くサウンド!親にバレないようには絶対遊べない音量です。そして手に持った時のズッシリとした重量感。圧倒的スケール。ミニプラとは違うかっこよさです。やはりDXトイの魅力はミニプラには無いこの「重さ」にあるのではないかと思います。

 

ということで、最近はDXトイで童心に帰りつつ大人の財力で物を買っているよというお話でした。明後日にはリュウテイオーが、パーフェクトノックアウトのパラドクスと一緒に届く予定。ついに我が家にもリュウテイキュウレンオーが、、!?

ソフトビニールの魔力

怪獣ソフビブーム再来(何回めかは知らん)。

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行きつけの中古屋さんでかなりスタンダードソフビが減ってきてるのが最近の悩みのタネ。正直、魅力的なソフビが無いのが現状です。旧造形のアストロモンスとベロクロンがあったと思っていざ自転車を飛ばしたらなくなってたりでショックなこともあったり。

 

そんなスタンダードソフビがめっきり減ってきたこのご時世。何とか見つけて買ってきた巨大ヤプール、リガトロン、旧造形グドン。巨大ヤプールはかなり出来が良くて満足。

 

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で、今日また自転車を飛ばしてコイツをゲット。タラバンです。スタンダードソフビ全盛期には全く興味が湧かなかったのですが、今ならわかるこの良さ。こういったカラフルな造形であるとか、旧造形のグドンを買うとかはインディーズソフビに憧れているからというのが原因にあります。

 

因みにインディーズソフビはVAGのネゴラ2体、ランジロン1体。のみ。実際でかいネゴラとかギョザラとか欲しいんですけどまぁ入手ルートが限られてるのが現状。大怪獣サロンみたいな面白い空間作りたいんだけどなぁ。

 

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でも、ウチにあるもので色々と遊びようはあるし、インディーズは何かの機会に買えればそれで良いかなと。てかDXキュウボイジャーシリーズも欲しいんですよ実際。

ダンバインについて思ったこと

聖戦士ダンバインを見終わりました。今回はその感想を書いていきます。(独自解釈ありつつ)

 

・どういう話だったか

ダンバインを駆り、ドレイクの独裁を阻止せんと戦う青年「ショウ・ザマ」。この物語はこのショウ・ザマが自分の「信念」を持つ物語だったように思いました。

 

バイストンウェルに呼び出された当初は、わけも分からずドレイク軍に協力。ところが、マーベルの説得やリムルの思いやチャムとの出会い、同じ軍でありながら対立したトッドとの関係。おそらくショウの中では他者と意見をぶつけたり、違う立場の人間を理解すること自体が初めてだった筈です。実際にマーベルに初めて説得された時はショウはかなり反発していたように、大きな組織の下で取り敢えず身をおいていればいいと自分を殺していたわけです。しかし城攻めで非人道的なことをやったことで「誰かにとってどういう自分であるか」よりも「人としてあるべき自分はどういう自分か」を考えたように見えました。

 

ゼラーナに入ってからは、ショウの捻くれたしゃべり方が変わったように感じました。更にトドメは東京上空。吉祥寺の自宅に飛ばされ、真っ先に会った自分の親が「お前は誰だ」と他人扱い。オーラバトラーという得体の知れないものに乗って、フェラリオという小さな人間と一緒に自分の息子が帰ってきた。そりゃ宇宙人だと思うかもしれませんが、ショウのお母さんがショウが偽者だと言った根拠が「あの子はこんなこと言わない」という外見より思考についての指摘。ショウがそれに不思議がるのも、自覚しずらい内面の成長の描写には巧いポイントだと思いました。

 

戦いや仲間との会話で内面が成長して、自分の信念が固まってきたからこそショウの母が言う「本人でない根拠」が理解できない。更にガラリアのバストールと対峙したときに、ガラリアを説得しようと戦士としての散り方を説くというのも成長してる証拠です。自分の中で他者の考えを理解してるんですから。

 

バイストンウェルへの帰還後のショウの成長は戦争が本格的になる所為で、上手く内面の成長が描けなくなりそうですが、そこをオーラ力の増大というやり方で描ききる。次は人を思うあまり制御ができなくなるほどにオーラ力が強くなるという部分で、更なる内面の成長が描かれます。争いを終わらせるという自分の信念が増大していく。もはや信念が生まれるというより、それを通すほうに考えが行っていたように見えます。最終回では自分の身を投げ出すまでに至るほど、序盤とはまったく別人のようになったショウ。

 

主人公が信念を獲得するまでの物語。それがダンバインの物語だと考えます。

 

・オーラ力のこと

物語を通じて描かれるオーラ力というポイント。そこにも魅力がある作品でした。「オーラりょく」、「オーラパワー」ではなく「オーラちから」と言うのが好きな要素。

 

見始めた当初、オーラ力というのはオーラバトラーを動かすためにパイロットに必要な要素で、コクピットの操縦桿はあくまで補助でしかないと語られていました。新世記エヴァンゲリオンでいうエヴァンゲリオントップをねらえ2!のバスターマシンにも真似られたような「考えをトレースするスーパーロボット」の設定を説明し、裏付けるもののようでした。

 

しかし、物語の後半、ジェリルのレプラカーンの「ハイパー化」がそれを打ち砕きます。それ以前には時空を超えて地上界へ突入できる可能性もある危険な力もあることが明かされており、こういったことからオーラ力には何かがあるようではありました。所がここで増大しすぎたオーラ力は人を惑わせ、オーラバトラーを巨大化させる凶器であると明かされるのです。

 

ショウもマーベルも、この大きなレプラカーンに驚き恐怖する。自分たちがその力でオーラバトラーを動かしているんだと身をもって知るところが、とても衝撃的な部分でした。最終回近くにトッドやバーンがハイパー化し始めたり、ショウのビルバインもハイパー化しかける。こうして人の思念が具現化する恐怖を描くのはこのダンバインだからこそではないでしょうか。元々人の野望の強い思いから始まった戦争だからこそ、人の思念が暴走する争いの怖さがハイパー化に現れていました。

 

実態として存在しない兵器であり、それが人の心を表す鏡でもあるオーラ力と言う要素は中々無いものだと思います。

 

取り敢えずココまで。後で又その2としてまとまった考えを書ければなと思います。

 

 

 

トミノアニメで行こう

宇宙戦隊キュウレンジャーが面白くて、又ミニプラ集めを再開かなと考えている今日この頃。

そんな中、聖戦士ダンバインを最近見ています。あと劇場版Zガンダムを見直し。

 

ダンバインは、ファンタジー感とメカを共存させる見事な設定や描写に感動しつつ楽しんでいます。なかなか無いファンタジーロボアニメ。

 

最近ではめっきり減った曲線主体のオーラバトラのデザインも魅力的です。最近のロボは足が纏足みたいだし、そもそも小さくてイカンです。面で地面に接地せず、点で接地するあのデザインは重苦しいデザインの中にポンと混ざっているのがいいのであって、全部の機体の足が小さかったら駄目ですよ。やるならファイブスターのGM並みに突飛なデザインじゃないとかっこよくならないです。

 

次に登場人物の描写。まず、死の描写が軽い。ドラマチックに死んでいくのは確かにダンバインではガラリアが、Zではフォウ・ムラサメがそうですが、いつまでもその死を引きずる感じが無くってあっさりしてるように思います。逆に今放送中の鉄血はドラマチックすぎ。

 

「ああ!死にますよ!今まさに今までのことを思いながら、何ともいわれぬ感情の波の中!!さよなら!みなさんさよなら!ホントのホントにさよなら〜〜!」

 

と、言わんばかりの死に方。富野作品のあっさり感の方が個人的には好きです。鉄血を見ててちょっとストレス溜まってるのは事実なんで、富野作品のこのあっさりはスッキリします。あと善悪の分かれ目が曖昧でよくわからないのも。

 

そんなこんなで富野由悠季ワールドを堪能している最近の私のアニメ事情。相変わらず流行りの真逆を行く偏見混じりのアニメ野郎。もうちょいこの富野ワールドに浸ります。ちょっとガンダムSEED熱冷めた感じ。