語り場ガイナビーツ

色々と思った事とか、感動した事を興奮気味に書いていく。そんな場所です。

ウルトラマンが嫌いだった話 後編

完全に新ウルトラマン列伝が終了し、次の番組が決定。タイトルは「ウルトラマンオーブ」。暗い気持ちで初回の配信を迎えました。

 

どうせ同じだ。どうせ途中で切るだろう。そう思いながら1話を飛ばし飛ばし見て、本格的に見たのは2話から。2話を見て真っ先に感じたのは、完全新作で完全に新しいものであるはずなのに「懐かしさ」があるところ。不思議と懐かしさがあり、嫌な感じがしなかったのを覚えています。エンディングまですんなり視聴し、次回予告を見て、普通に「来週も楽しみだなあ」と。素直にお気に入りの番組になったのは言うまでもありません。

 

今までの過去作マンセーな雰囲気が無かったからなのか、露骨に販促をしないからなのか、客演ウルトラマンがいないからなのか。何故ウルトラマンオーブをここまですんなり受け入れることができたのかは今もはっきりと分かりませんが、ただ一ついえるのは「待っていたウルトラマンのイメージ」に近かったからでしょう。

 

極端にカッコつけすぎず、クールぶらず、ありのままの生活や会話がある。近未来でも異次元でも宇宙でもない私たちの直ぐそばにある世界が描かれている。そんなところに惹かれたのかもしれません。考えてみれば、ゼロ以前のウルトラ作品はそんな部分が存在していたようにも思います。超兵器やスーパーメカ、無限の宇宙をひとっ飛びするテクノロジーがありながらも、普通の街並みがあって普通の生活がある。自分たちの住んでいる空間の真横にある超科学の世界という境界のあいまいなアンバランスな世界が魅力的だったのかも。

 

それを取り戻したのがオーブなのであれば、惹きつけられるのも納得がいくような気がします。懐かしい感覚もそれが原因なのかもしれません。あれよあれよとオーブの世界に引き込まれどきどきしながら毎回楽しみに見ていたオーブ。懐かしさと馴染み深さに包まれながら最終回まで完走。客演怪獣に関しては知らないうちに抵抗感がなくなっていました。(それでも違和感はありましたが)

 

「卒業」という節目を作らなくてよかった。オーブに出会いそんな風に思いました。「ダサいと感じるようになったり、強い抵抗感が出てきたらやめ時」と言う感じの内容の画像がツイッターで流れてきたこともありましたが、「そんなんで切り離せるほど浅くないんじゃ」と叫びたくなるほどに満足。普通に毎週楽しみに見て、おもちゃを買って、自分なりに考察して。精一杯楽しむことができたウルトラマンオーブは、「卒業」しないで粘った末に出会えたファン復帰作になってくれました。

 

 

更にその後、「客演」に関することでもモヤモヤが解消したのでそのことも。

 

オーブでシリーズ構成を勤めた中野貴雄さんが、「特撮は爆発だ!」というユーストリームの番組にゲスト出演なさったときのこと。過去作の怪獣について話していた部分があり、そこで

 

「日本では怪獣を『1作品内のキャラクター』と捉えるが海外では全ての怪獣を独立した存在として捉える」

 

という内容を話されていて納得。更に

 

「日本の場合そうした怪獣資産がたくさんある」

 

と続けていました。近年の客演怪獣はその考え方で捉えればいいのかと解釈の仕方をようやく知ることができて嬉しかったです。つまり、ウルトラマン達が独立した存在であると同様に、怪獣もまた独立した存在として扱うことができ、仕組みとしてはマーベルコミックスのヒーローとヴィランの構図と似たようなものなんだなと理解しました。

 

結構これが個人的に腑に落ちていて、なんだか抵抗感のあった列伝系の作品も面白そうと思い始めています。オーブ効果すごい。

 

 

ということで拙い文章ではありましたが、ウルトラマンが嫌いだった話でした。今ではすっかりウルトラシリーズのファン完全復帰です。これからもウルトラシリーズを楽しんで行きたいと思います。あ、スカルゴモラのソフビ買わねば。

 

終わり