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全てネタバレでパシフィック・リム アップライジングの感想殴り書き

観てきました!大注目のパシフックリムアップライジング!この記事では本編の内容に触れつつ、今作の魅力を書いていきたいと思います。

 

同じことなんかやらない!前作とは一味違うアップライジング

ギレルモ監督のパシフィック・リム第1作目は、日本の怪獣ファンも唸る素晴らしい怪獣映画でした。特撮のお約束をきちんと守り、重量感と迫力あるイェーガーと怪獣の戦闘シーンに目が離せない、ハリウッド映画とは思えないほどの日本愛を感じる映画に仕上がっていました。そして今回はその続編。1作目の怪獣戦争から10年の月日が流れた世界が舞台。イェーガーも、そして人間たちを取り巻く環境も変わっています。

 

今作を観て感じたのはそうした時代設定も含めて、前作で見せてないことややってないことをやろうというやる気でした。感想の中には、前作と全く違うものになっていたと不満を持っている人もいるみたいですが、今作はわざとそうしたように思えます。

 

1:普通にある非日常

作品を通じて描かれるのは、怪獣災害から復興しようとしている世界です。冒頭では、破壊されたままの廃墟の街や、放置されて白骨化した怪獣の骨。さらには要らないイェーガーを捨てておく廃棄場まで登場します。もはや怪獣の痕跡やイェーガーの存在も特殊なものやイベントでもなくなり、普通の日常の風景になっているんです。

 

廃棄場から盗むパーツを売って儲けたり、ジャンクを使って自分のオリジナルイェーガーを作ろうとする人がいたり。もはや政府や巨大組織のみの特殊な所有物ではなくなった、つまり「救世主」の座から降りたヒーローが今作のイェーガー達の立場です。前作ではあり得ないイェーガーの成れの果てや、出現しないカイジュウ、もはや1作目のような神話は過去のものになっていました。どこか寂しさがありながらも、そんな日常化した非日常がこの作品の世界観を深いものにしていると感じました。

 

2:頭脳戦を仕掛けてくる侵略者

怪獣戦争で戦略を学んだのは人間だけではなかったことがわかるのが、今回の敵の動きです。侵略者がニュートの脳内に侵入して操ったり、イェーガーのコピー品であるオブシディアンフューリーを差し向けたり。さらには無人機に仕掛けた暴走回路まで。ゲートからカイジュウを送り込む戦略から一転、相手の主力の技術を利用するにまで進化していました。人間側の計画を利用することで自分の見方を量産させるずる賢さで、同時多発的に異なる箇所で行動開始させる大規模な侵略作戦。今回の戦法がもし10年前に使われていたら間違いなく勝てなかったでしょう。大幅にスケールアップしたアップライジングを引き立てる要素として完璧でした。

 

3:ニュージェネレーションの登場

近年のウルトラマンでは新世代の戦士達が続々とデビューしています。それと同じように、第6世代イェーガーにドリフトするパイロット達も新世代が勢揃い。ティーンエイジャー達のイェーガーが躍動する新しいファイトがアップライジングの魅力です。若い力を引っ張るのも若い力。新時代の到来がしっかりと描写されていました。

 

 

このように、世界観にパイロット、敵の戦法に至るまで、全てが新しくなったのがアップライジングでした。まさに見たこと無いもののオンパレード。しかしそれらは前作がなければ有り得なかったものばかり。10年の歳月と共に進化し、変化した世界はどんなものなのかを見せてくれたと思います。

 

進化したイェーガーとカイジュウ

今作の見どころ、というか本編の半分近くを占める要素であるイェーガーとカイジュウ。戦争が終わって10年の歳月のうちにどちらも素晴らしい進化を遂げていました。

 

1:新世代メカニックの登場

ジプシーアベンジャーを筆頭に登場するイェーガー達は全て最新モデル。10年前、唯一の最新鋭機だったストライカエウレカの後に作られたモデルが今作のイェーガー達です。やはり注目すべきは動作のスピードでしょう。走るスピード、武器を扱う時の俊敏な動作。どれを取っても「新しい」ことが強調されていたように思います。

 

もちろん新しいのはイェーガーだけではありません。廃棄場を警備する装甲車や移動に使われる輸送機など、前作では実在の車両や機体が使われていた部分が、近未来的なフォルムになっていました(一部現在と変わらないものもあります)。舞台が「近未来」であることを印象付ける要素になっています。

 

2:凶悪な敵

悪のイェーガー、オブシディアンフューリーの描写は人間サイドのイェーガーには無い描かれ方でした。シドニーでの初登場で海から出てくるシーンは特に最高!「謎の怪ロボット」という言い方が似合う!明らかにブラックオックスの遺伝子が入ってますよねあれは。敵ロボットとしての描かれ方はまさにレッドバロンやマッハバロンに登場した敵ロボットような感じ。見事な怪ロボットでした。

 

さらに今作のカイジュウ、ライジン、シュライクソーン、ハクジャ。怪獣戦争時代は黒が主体だったカイジュウ達も今回は色を一新。ベージュ、茶色系の色になって、体のディテールが見えやすくなっていました。デザインも攻撃的で効率的に。ライジンは顔を殴られても平気な上にカウンター攻撃を実装、ハクジャは3次元的な戦い方ができるように地中も潜れる便利仕様、シュライクソーンはオオタチで結構いい感じだった武器付き尻尾を採用(しかも2本ついててお得!)。明らかに今までの失敗から学んで進化していましたね。

 

その中でも魅力的だったのは、合体カイジュウでしょう!3体合体なのでキングオブモンスですかね。国産品種でもなかなかいない合体怪獣、しかも融合ではなくガチの合体。日本でもなかなかやらないことをやってのけるあたり、予算ってすげえと思ったり。全て昼の戦闘だったのでどんな形なのかもしっかり観れたので大満足でした。

 

 

さいごに

というわけで本編の内容を解説しつつ色々書いてきました。とにかく今回は前作とは別物。タイプとしてはトランスフォーマーリベンジ、スターウォーズEP8の感じのテンションです。逆に言えばその2つが嫌いな人は絶対に拒絶反応を起こすタイプ。賛否両論くっきり別れている本作ですが、子供も大人も楽しめるはずですしテンション高いのが大好きで、特撮好きド派手好きなら必見です。ドッカンドッカン街も壊れるし、空想科学なんぞ知るかと言わんばかりの大バトルが展開されます。粗を探すなんて野暮なことせず、とにかく楽しんで観ましょう。それが一番です。