語り場ガイナビーツ

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シンカリオン考察 キトラルザスについて

第44話にて明かされたキトラルザスの情報から自分なりにキトラルザスに関して考察していきたいと思います。

 

1:キトラルザスの生命

まず、キトラルザスの生命の概念についてです。本日放送の44話にてエージェント・ゲンブが石化、活動不能となりました。これでビャッコに続いて二人目の石化となります。さらに、エージェント達をとりまとめるドクター・イザも半石化状態です。この石化について、劇中では「石化=死」のような描かれ方でしたが、実際の所は違うのではないかというのが私の個人的な意見です。

 

今までの回を振り返っても、そもそも現代の事を知らないどころか、戦国時代の事まであまり詳しくない所を見るとエージェント達はかなり長い間地下世界に居た様子。これらの事から、彼らは長命であると推測できます。そしてヒュージタートルの例から考えるに、キトラルザスの文明が少なくとも人間が生まれる前からあったことは確かです。そして現代に至るまで種を存続させ、科学を進歩させて黒い粒子を作り出したり、巨大化できる能力まで獲得しています。しかし、その発展もかなり前に止まっているようです。

 

その証拠として前述のヒュージタートルが挙げられます。なおかつゲンブが弱点を知っていたということはキトラルザスの間ではよく知られた怪物体。となるとヒュージタートルは昔からエージェントが使役する怪物体だったと思われます(ビャッコが使っていた怪物体も同様です)。加えて、ヒュージタートルを差し向けたソウギョクが考える「強い生き物」というのは中生代の生物。更にトラメが考える兵器とは土偶型のファーストエネミー。最新の技術やモチーフとは無縁のもので、現代の認識とはズレがあります。

 

2:石化の意味

では、どうしてその長命を実現できたのでしょうか。彼らの中でも特に不可解な現象、「石化」からその答えを考えてみます。

 

キトラルザスの体は有機体と無機物が融合したような体と思われます。セイリュウやスザクを見てわかるように、彼らは人間の体と同じようでありながら、石のような物があちこちにくっついています。そして44話のゲンブを見てわかるように心臓部が石です。この有機体と無機物の組み合わさった体は老化のスピードがとても遅いと考えられます。風化はしても腐ったり老化しない石は体を長期間維持する都合の良い素材だからです。(有機体と無機物の組み合わせの肉体で石であると推測できる描写として、ゲンブの食事シーンで歯が肌と同じグレーだった事や、カイレンの肌のひび割れが挙げられます。)

 

そして更に石化という形で仮死状態になる事で体の機能を延命させられる構造だとしたら、何万年という長い期間を生きることができるはずです。しかもこの仮死状態を、周りの環境が自分に適したものになるのを待つのではなく、周りの環境に自分が適応するように作り変えるためだとすれば、更に延命が可能となります。この進化によって獲得されたのが食事を必要としない肉体でしょう。

 

しかし問題があります。それは、本来であれば(何年周期かはわかりませんが)周期的に訪れる自己進化と延命のための仮死状態への変化が、外的要因で引き起こされた場合です。つまり命の危機に晒された場合。この時に緊急脱出のような意味も込めて、仮死という形で体の修復を行うとすれば使用するエネルギーが最小限で済む石化は非常に都合がいいと言えます。しかもダメージを受けてから早い方がダメージの深刻化を防ぐこともできるから都合がいい。ここからが問題の部分。死なない代償としてとても長い時間がかかってしまう事。かなり長い期間、完全に動けなくなってしまうのです。

 

ですが、ドクター・イザの石化は非常にゆっくりのようです。おそらくこれが通常の石化。これが老いを修復するために行う周期的な石化と考えられます。恐らくイザ自身やビャッコ達が危惧しているのは、この石化でカイレン達を抑えられる人物がいなくなる事でしょう。逆にカイレン達はそれを狙っているとも言えます。

 

3:カイレン達が「戻ってきた」

とすると、「戻ってきた」「帰ってくる」と形容されていたカイレン達についてもわかるように思えます。簡単に言えば、カイレン達は「石化を終えた」エージェントなのです。

 

ただ、石化していた期間がズレているようで、カイレンとソウギョクが周期的石化、トラメが緊急の石化の様子。トラメは10年前に一度地上侵攻を行った際に、ファーストエネミーごとシンカリオンに倒され、死にかけたことで石化。それより前に石化していたカイレン達は周期的なものだった為、人間に関する情報がかなり前の時代で止まっている。トラメとカイレン、ソウギョクの登場にタイムラグがあったのはこれが原因と考えられます。

 

ここから、キトラルザスの弱点がわかります。それが2で述べた一度石化するとすぐには起きられない事。恐らく、ゲンブやセイリュウが傷を癒すために入って眠ったカプセルはその弱点をクリアするためのものだったのではないでしょうか。傷だけを治して自己進化と延命はしない事で時間短縮。非常に都合が良いです(それでも傷の回復には時間がかかるようですが)。

 

 

 

という事で、本編から推測できるキトラルザスについての考察でした。いかんせん公開されている情報が断片的で、分からない事だらけなのですが、恐らくこうなのではないかなと。今後の展開で謎が明らかになっていく事を期待したいと思います。